私たちが普段目にしている映画やドラマ、演劇や歌など、挙げたらキリがないけれど、それら全てにおいて、目にしているのはほんの一部であり、それらは作っている人達の並々ならぬ努力や苦しみの塊なのだということを知った。
そんな宝物を簡単に否定や批判をするのはもうやめよう。ほんの一部しか見てない知らないのに簡単に否定や批判をすることの愚かさよ。
あんなに輝いて見えても闇の中をずっと一人彷徨っていたのかな。きっとものすごく辛かったよね。私みたいな凡人には計り知れないプレッシャーや苦しみを背負っていたのかと思うと、出会ったこともないただの年上のおばさんだけど、胸が苦しくて助けてあげたかった助けてあげて欲しかったとどうしても思ってしまう。
彼がイギリスで滞在していた町、ボーンマス。私も高校生の時にサマースクールで1カ月過ごした町。あの穏やかで小さな何もない港町で、綺麗なバルーンやキラキラ輝く海や夕陽を見て彼は何を考えたのかな。きっと日本や現実から解放されて心から楽しく過ごしていたに違いない。そうだといいな。
ロンドンでルームメイトだった青年の手記を読みました。彼が毎日食べていたカットパイナップル。なんだかとても可愛い人間らしい素敵なエピソードだなと思った。イギリスで、自分を知らない外国人と暮らして、一留学生としてきっと穏やかに楽しく過ごしていたんだろうな。前向きな未来を夢見て。だからこそ、事務所に無駄だと言われて泣いていたというエピソードはとても辛くて悲しかった。
会ったこともない私だけど、風早くん、大好きだったよ。人より少しだけ繊細で真面目すぎちゃったのかな。私みたいに図太かったらきっとあんな選択しなかったよね。
今はただただとても悲しくて、先週からずっと時は止まったまま。何かをしていないと涙が出てしまうけど、時間が解決してくれるのかな。あなたが残した大切な作品をこれからも大切に観るね。
今はただ安らかな場所で苦しみから解放されていることを心から祈っています。今までよくがんばったね。お疲れ様。