みんな大好きヨーロッパですが、旅行する際はスリに注意です。
私はかなり気をつけているので今までスリ被害はゼロ。ただ、残念な事に家族や友人はヨーロッパでかなりの被害に遭っています。ヨーロッパでの日本人スリ被害率は7〜80%になるんじゃないでしょうか。(私の体感)
中でもかなりの確率でスリに遭遇するのがパリのメトロです。今日は、実際に私と一緒に旅行していた友人が遭ったスリの被害をシェアしたいと思います。
恥ずかしい事に、私も隣にいながら全く気付きませんでした。それくらいパリのスリのテクニックは凄いです。(決して褒めてない)
その日私たちは夕方くらいにメトロに乗りました。夕方なので少し混み合う時間帯。あまり混み合っていないドアを見つけ、そこに乗り込むとドアが閉まる直前に4人くらいの子供たち(大人はいなかった)が走って乗り込んできました。車内は一気にぎゅうぎゅうに。
3分ほど走ったところ、友人がカバンのチャックが開けられている事に気付きました。すでにその時点で目の前の子供が友人の財布(これもチャックで開けるタイプ)を手に持っていたんです。
友人が凄い剣幕で「返して!」と言うと、気まづそうに子供は財布を返しました。丁度次の駅が近づいたので、私たちは目的地はまだだけど一旦降りる事にしました。その時点では財布は戻ったし未遂に終わったと少しほっとしていました。
ホームに降りて友人が財布の中身を確認すると…
なんと、チャック式の財布の中に入っていた日本円だけが抜かれていました。ユーロと日本円を分けて入れていたらしく、多めに入れていた日本円だけ取ったと思われます。
ここでびっくりなのが、この一連の犯行が約3分ほどで行われたということ。友人のチャック式のバッグを開け、チャック式の財布を開け日本円だけ取る(ばれずに)。
悔しい事に、私も隣にいながら全く気付きませんでした。気を張っていたはずなのに…。
恐らく彼らはバッグを開けて財布を取る→後ろの仲間に財布を渡す→お金を取る→財布を戻すという分担作業を行なっているんじゃないかなぁと思います。
友人は一度は未遂に終わったと安心したのもつかの間、旅の費用を取られた事をとても悔しがっていました。私も悔しかった。。くそぅ。
私の周りには割と旅慣れた人が多いのにもかかわらず、スリの被害はとても多いです。一度も被害に遭った事のない私が気をつけている事と言えば、
①チャック式のバッグ
②深めのバッグの底に財布を入れる
③財布はできるだけ小さくて財布ぽくないもの(ポーチなど)が望ましい
④財布はタオルなどで包むか上に物を重ねて取りづらくする
⑤カバンは常に前に抱えて持つ
⑥電車はドアが閉まる直前に乗るドアを決める(フェイントをかける)
です。
日本人観光客は(パリだからおしゃれをしなくちゃ!)と思いがちですが、ブランドバッグやブランドの財布はできるだけ持たないこと。私はいつも出来るだけ街に馴染むように、現地留学生をイメージした少しカジュアルな服装にします。
そして財布はポーチやジップロックや薄い小さな財布。お金は全部財布に入れずに分散させます。(万が一取られても打撃が少ない)
もし行きたいおしゃれなカフェやバーやレストランがありおしゃれをする場合は、そこの近くにホテルを取る、タクシーで行くなどメトロは出来るだけ使わないようにします。
私は一度、プランタンの前の横断歩道で気付いたらバッグの蓋が開いていた事があります。メトロだけでなく街にもスリはうじゃうじゃいます。
イタリアに住んでいた私の妹は、地下道でルンペンの子供たち10人くらいに追っかけられて逃げたそうです。
日本人は平和ボケしているので旅先ではちょっと気が緩みがちですが、バッグなどは絶対に手を離してはいけません。
私の母はローマのレストランで食事中にバッグごと盗まれました 泣 レストランの中にもスリはいますのでご注意を。
あと、ホテルの金庫も信用なりません。友人はイタリアのホテルで金庫に入れていた現金を盗まれました。(ホテルぐるみで盗んでいる場合あり)
ここまで来ると一体何を信じればいいやら。。って感じですが、信じるものはやはり自分です。
only you☟
私は金庫は使わず、分散したお金はスーツケースに入れて鍵を掛けています。客室からスーツケースごと盗む輩はそうそういないと思いますので。(南米とかにはいるかも)
あとは、道を聞かれて地図を広げられ、地図に集中している間にスリに遭いそうになった友人もいました。その子はたまたまチャックに鈴を付けていて気づいたみたいです。鈴、なかなか良いかも!…てかそもそも観光客に道を聞く人は怪しいと思った方がいいですね。
スリに遭うとお金などの被害だけではなくメンタルもやられます。せっかくの旅行が台無しになってしまうので、被害に遭わない為にもできる限りの対策をする事をおすすめします。